安楽死に反対のALS患者の主張に反対する

安楽死に猛然と反対 命懸けの訴え - Yahoo!ニュース
「安楽死で死んでいけるような社会を目指すなら、希望をもてる社会ではありません」全身の筋肉が徐々に衰えていく難病のALS患者、岡部宏生さん(66)は、苦痛に悶えながらも、命を懸けて猛然と安楽死の反対を

「安楽死を認めるべきだ」との声が上がる度に、その脅威を肌で感じ、生きづらさを感じていたという佐藤さん。 「安楽に死ねる制度があるのに、あえて使わなかったのだから『使わなかったあなたは苦労して生きることを受け入れなさいよ』と思われてしまいそう。世の中が自分たちの死を願っているような気がするのを強く感じてしまいました」 しかし、岡部さんに「生きているだけで価値がある」と励まされ、自身も前に出てその活動を手伝うようになった。生徒の前で自信をもって、こう語りかけた。 「誰もがその人らしく、無理やり変えられることのないまま、どこまでも幸せを求める世の中になってほしいなと思っています。あなたの生きる、ここにいる一人ひとりの生きるも、かけがえのないとても大事な一つの生きる形だと思います」

安楽死に反対するALS患者の記事を見ました。

安楽死を反対する主な主張に難病や障害を持っている方に対して安楽死制度を使えばいいという声が大きくなることを懸念しているということがあります。

しかしながら安楽死に賛成している人の多数は自分の死に方の選択肢を増やしたいのであって、他人の死に方にはさほど興味はないのではないでしょうか。

興味がないという語弊があるので、自分の死と比較すると興味が薄れるというほうが正しいかもしれません。

安楽死制度があるから難病の方に制度の利用を薦める人なんてモラルが世間から極端にずれてる人以外いないでしょう。

厳しい言い方ですが佐藤さんの死を願っているのを強く感じましたは自意識過剰だと思います。佐藤さんが生きたいと思う気持ちは尊重するが、それと安楽死制度を導入してほしいという自分の意見は別だという人が圧倒的に多いはずです。

「誰かに生きてほしいと思われていること、誰かに生きてほしいと思うことで私たちは生きる力や希望を持てるのだと思います。この気持ちを失ったら、この社会はもっと悲惨な出来事が増えるでしょう」 「1日のうち4割の時間は死にたい」と思うことさえある岡部さんだが、「安楽死を選ぶのではなく、生きることを選んでほしい」と訴える。 「私も安楽死を具体的に検討したこともあるし、つい去年も体の辛さで死にたいと思ったことがあります。私たちに限りませんが、人は死にたいなと思うこともあります。安楽死で死んでいけるような社会を目指すなら、希望をもてる社会ではありません」

良い社会を構成する要素の一つに人生の選択肢が多いことが挙げられます。記事に登場する岡部さんや佐藤さんの生きたいという選択肢は尊重されてしかるべきですが、同時に安楽死を望む人の選択肢も等しく尊重されるべきでしょう。

安楽死制度の反対という主張は端的にいえば人の選択肢を奪うことへの一票です。またしても厳しい言い方になりますがこれはとても傲慢な考えだと思います。ようは他人の死生観に口を出すということですからね。

また、安楽死制度の議論で必ず出てくるワードが安易な死を選択する人が増えるというものです。これは本当に傲慢すぎて開いた口がふさがらない。それほどひどい言葉なんですよ、安易な死。

年間数万人の方が日本では自殺していますが、一人として安易に死を選んだ人はいないでしょう。それがたとえ他人からみたらとるにたらない動機であったとしても本人はずっと葛藤し続けたはずです。

安易な死を選ぶなという言葉は他人の死に方や死を選択した動機を見下してなければ出てこない言葉なんです。

断言しますが安楽死制度が導入されたとして安易な死など発生しません。それほどまでに死という概念は重いものだからです。安楽死制度が導入されたとして皆それぞれ最大限に葛藤しながら制度を利用するかどうか選択するでしょう。

こういう記事を見るとこれが難病の方の総意のように思えますが、実際は安楽死に反対する難病の方を紹介しながら自分の主張をしているというと邪推でしょうか。

例えばこの記事を書いた方がADSLになり安楽死をしたいという人と知り合ったとしてそのことを記事にするかどうか。

マスコミの記事に限らず全ての文章には執筆者の作為があるんです。

結論としては安楽死制度を導入してほしいと思う人は、安楽死に対して意志を表明できる場があれば賛成といい続けることが大事だということで失礼します。



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