医者の不養生の反対語は無職の健康オタクでしょうか。どうも健康に気を遣っているものです。貯金を目的にすることの罠に関して考えました。
貯金はなかなか楽しいものです。とくに何か目的がなくても数字が増えていくだけで、まるでレベルアップしたかのような感覚になります。
しかしながら、これがなかなか落とし穴で資産が増える=レベルアップだとすると、お金を遣う=レベルダウンです。
こうなるとなかなかお金を遣うことができません。もし私のような低所得者ではなく、高所得者がこの思考に陥ると、生涯お金は溜まっていくでしょう。そして膨大な資産を残したまま死んでいくのです。
それでも資産を受け継ぐ人がいるならいいのですが、相続人がいなければ国に没収されてしまう。こうなると死ぬ間際に後悔するかもしれません。
となると、やはり資産が増やすことを唯一の趣味にすることは不毛なのかとも考えます。資産が増えることのメリットの一つに、安心が挙げられます。
この世の沙汰は金次第ですので、とりあえずお金があれば大抵のことに対応できるからです。ただ安心に生きていくためには、何億ものお金は必要ない。
私の場合生活費が3万円代なので、10年生きるにしても500万あればお釣りがきます。話は少し逸れますが、現在の私の生活費の定義は、家賃、食費、光熱費、消耗品のトータルです。
話しを戻しますと私の場合、資産を増やす目的は安心を得るという目的が多くを占めます。この目的を最大化するためには、平均余命から今後使うお金を逆算し算出し、これだけあれば大丈夫という数字を把握したほうがよいのではないかと感じています。
これだけあれば安心だという数字が分かれば、その数字に達することで資産を増やさなければならないという焦燥感から解き放たれるからです。
そうなったときに始めて経済的自由を得たといえるでしょう。
社会情勢や収入、自身の健康状況などでそんな机上の空論は吹っ飛びそうですが、まぁそのときはそのとき考えればいいのです。
というわけで無職の健康オタクは今から歩くことにします。健康=資産だとすると、ウォーキングは無料で健康を保つことができる最適の財テクです。