どうも雨水をためているものです。蛇口からひねると金がかかるけど、雲から出てきた水は無料であります。
ネットサーフィンをしていたところ日本一嫌われている男というフレーズを偶然見ました。興味が沸いたのでどういう人間が該当するのか考えてみました。
まず検索してみます。すると 亀田一家、出川哲郎、クロちゃん、竹中平蔵などが出ました。
なるほど……一時期の亀田一家は質、量ともに日本一嫌われた家族だったかもしれませんが、今はそうでもなさそうで一部で再評価されています。
出川さんは出川ならバカにしていいだろ出川だしみたいな雰囲気が昔はありましたが、今は愛されキャラになっています。
クロちゃんはクズキャラで嫌われ者キャラですが本当に嫌われているかというとそうでもなさそうです。なんだかんだ結構愛されているイメージです。
竹中平蔵さんは……これはガチっぽいです。
嫌いな人間の数×嫌悪感の多寡=嫌われ度という方程式があるとして、日本嫌われナンバー1を名乗って不足がないのが竹中平蔵さんではないでしょうか。
竹中さんが嫌われる理由として派遣制度を拡大して格差社会を作り、本人は派遣会社の会長となって利益を得たということが挙げられます。
ある実験において自分は100万円貰えるが、自分の周りの人間が全員1000万貰えるとして、100万円貰うか?と問われたとき多くの人間がいらないと答えたそうです。
感情抜きにすれば100万円もらって美味しいものを食べたほうがいいんでしょうが、人間の幸福を決定するのは周りとの比較が大きいということですね。
となると格差社会の象徴のように語られる竹中平蔵さんが嫌われるのは必然なのかもしれません。一方で竹中さんには銀行の不良債権問題を処理して金融危機を救ったという評価もあります。
中国の歴史上の人物でもっとも嫌われた人物というと、南宋時代の宰相である秦檜ですが、彼は敵国である金との和平を主張し、国士である岳飛を獄死させたことで売国奴だと言われていますが、一方で、強大な金との和平は南宋が生き残る唯一の道であるから、秦檜のやったことは売国ではないという評価もあります。
両者とも危機的状況でやむをえない処断を行ったのだから評価する声もあるが、後に私腹を肥やした(とされる)という点で救いようがないほど嫌われているのが似ていますね。
そこで竹中さんのyoutubeチャンネルを見に行ったところコメント欄は閉鎖されていました。おそらく罵詈雑言が次から次へと飛んできたんでしょうね。
やむをえないとはいえ人に痛みを与える政策を決定した責任者、その後の人生はひっそりと目立たず無私の精神で生きるべきなんだろうなと竹中さんと秦檜の人生を見て思いました。
日本一嫌われている男
無職日記

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