陰謀論にはまった人達という動画をyoutubeで見ました。
人が陰謀論にはまるきっかけはそれぞれですが、どれもがネガティブなものであるということです。孤独・孤立・不安・独身・老い・知人0人・頼れる人なし・困窮など。
一度陰謀論を信じると確証バイアスがかかった状態になり、やめさせるのは非常に困難になります。周りが何を言ってもむしろ周りの人間は愚かで洗脳されており、自分は目覚めた人間であるとますます陰謀論にはまっていくそうです。
私はこれを見てむしろこの状態こそが気持ちいいのではと思いました。例えば高学歴だったり高収入だったり優れた容姿だったり一流の仕事だったり……一般的な周りに羨望される要素がない何もない人間が自分が特別な人間だと思い込むにはどうすればいいか?
こういう前提があったとき、陰謀論を信じ吹聴し周りが目を覚ませといっている状況はむしろ都合がいいのでしょう。
こいつらは何もわかっていないけど自分は世界の真実を知っていると彼らを見下せるわけです。となると陰謀論にはまっている人達にあなたのいうことは私はとっくに知ってるよといえば、むしろマウントをとられたと思って気分を害するかもしれません。
こう考えると陰謀論は精神を救うため、その人なりの自衛手段という見方もできますね。理想をいえば周りと比べず、人間は生きてるだけで尊いと心の底から思う事が出来れば、メンタルは究極的に安定します。
しかしその境地に至ることができる人間はごくわずか。どうしても人間社会という集団の中での序列に囚われてしまう。
自分は何もない価値のない人間なんだと絶望するより、陰謀論にはまって特別な自分に酔うのはコスパがいいかもしれません。
私は妄想で宇宙開拓民になって日々冒険していますが、その世界の私は頼りがいがあるナイスガイであります。もうモテモテであり、手から怪しいビームも打つこともできます。
話しを戻しますと身内が陰謀論にはまったときは目を覚ませというのではなく、むしろその上をいったほうがいいかもしれませんね。
動画ではロシアとウクライナの戦争なんてない!と信じ込む親が紹介されていましたが、そのときはいやウクライナなんて国もないしロシアなんて国もないよ!全部〇〇とかいう組織の陰謀で地球には日本とインドしかないの!目を覚ましてお母さん!みたいにいえば、この子大丈夫かしら……とむしろ目が覚めるかもしれません。
とはいえ現実が辛いなら陰謀論でも妄想でも信じて逃げるのはそんなに悪いことじゃないと思います。
ということで、あいかわらず生活費は稼げておらず毎月赤字ですがsteamで宇宙開拓ゲームをプレイして現実逃避してきますね。