楽天マガジンに入って雑誌を読み漁っていたところ、9割捨てる生き方というプレジテントの特集があったので読んでみました。
物を捨てると幸福なるとかお金に縛られると不幸になるとか肩書はいらないとか、まぁそうですかって内容なんですけどね。
いろいろな能書きの後にインタビューを受けている方が自らの生活費に言及するんです。私の場合は最低50万あれば足りるということになります、といっていて目を疑いました。
私のように極貧生活をしろといっているわけではないんですけど、物を捨てるとかお金に縛られないとか家も車もいらないとかさんざんいっておいて月50万の生活費はさすがに違うでしょうと。
それをいうなら最低ラインは月10万円じゃないですかね。
この記事を読んで思い浮かんだのが自己啓発系の本です。自己啓発系の本は本当くだらないものが多くて、なかでもくだらないのが著者の自伝が8割くらいのものです。
私がこうやって成功しましたというのを長々小学校時代から話すんですよ。あんなものはお金払ってみるものではなく、お金をもらって聞いてあげる類の内容なんです。
この9割捨てる生き方という著者も9割捨てるといいながら、全然捨てていなくて、自分の肩書が黒歴史とかいっています。でもまぁ絶対違うんですよ。肩書を愛しんでいるようにしか見えない。承認欲求が凄い人のように思えました。
以前から思っていたことなんですが、仏教には執着するなという言葉があります。諸行無常という考えです。
ただこれを説く人って結局お金だったり名誉だったりを求めている印象なんですよ。著書まで出している人は絶対そうです。
不遜ですけど釈迦にしても多くの弟子をとって悟りを開いたとかいい、信徒を集めて上からものを教えていたわけでしょう。
本当に釈迦が執着を全部捨てることができていたのなら弟子も捨てたのではと……これは原始仏教の本を見るたびに思っています。
ですので、仏教の執着するなを真の意味で実践できた人って無名の人だと思うんです。無名ゆえに誰にも自分の考えを伝えず、何にも執着せず一人でひっそり死んでいった。ゆえに誰も知らないし、当然語り継がれない。
まぁそんなことを考えていました。結論としては自己啓発系の本を読むなら7つの習慣だけでいいということで失礼します。
くだらない記事を読んで憤慨する無職
無職日記


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