塾で不祥事が起きた結果、当塾は閉塾することになりました。原因は生徒を管理できなかった私の指導力不足です。
開塾する前にノートに書いた文章に、生徒と講師は友達ではないという一文がありました。子供は子供であり、大人のように扱っていると彼らに思わせることは大事だが、本当に大人と同じように扱ってはいけないとも書いていました。
過去の私に説教されている気分です。彼らは皆親の保護下にあります。何かあれば本人の責任以上に、周りの大人の責任になります。
これは何を意味するかというと、彼らは自分のやったことに責任をとれないということです。つまり、社会的に未熟なので、行動を制限されるのが当たり前なんです。
学校と塾は違うので、これまで倫理面や道徳面で厳しいことは一切言いませんでした。今でも塾の講師の立場で言う必要はないと思っていますが、社会的な責任をとれない彼らの管理を怠ったことは痛恨の極みです。私を信頼して子供を預けてくれた保護者様に申し訳ないと心底感じています。
こうなってしまっては結婚どころではないので、事後処理にあたります。なかなか人生は厳しいというと他人事みたいですが、やはり私は未熟だったようです。