どうも私です。悟りをひらくために公園でぼーっとしていたら散歩していたお姉さんが話しかけてきました。以下がその時の話です。
昼下がりの公園。
近所のスーパーの安売りで買った缶コーヒーを片手に、ベンチでぼーっとしていた。
風が気持ちよくて、鳩がのんびり芝生を歩いている。
そんなとき、隣のベンチに座った女性が話しかけてきた。
明るい雰囲気の、30代くらいのお姉さん。
手には小さな犬。ふわふわのトイプードルだ。
「この子、鳩が好きみたいで〜」
そう言って笑う彼女につられて、思わずこちらも笑顔になった。
そこから自然と会話が続いた。
犬の話、天気の話、コーヒーの話。
久しぶりに誰かと他愛ない話をして、なんだか少しだけ人間に戻った気がした。
ところが——
話が弾んでいくうちに、あの質問がやってくる。
社会人同士の定番にして、無職には鬼門のやつだ。
「お仕事は、何されてるんですか?」
心臓が一拍止まった。
逃げ道はいくらでもあった。
「今は在宅でちょっと」「転職活動中で」
そう言えばよかったのに、なぜかその日だけは違った。
「……無職です。」
沈黙。
風が木々を揺らす音だけが響く。
でも、お姉さんは笑った。
「そうなんですね〜。ゆっくりできる時間があるの、いいですよね~。」
その一言で、胸の奥がスッと軽くなった。
自分の中でずっと“恥”だと思っていた言葉を、
誰かが「いいですよね~」と言ってくれたのが、なんだか救いだった。
彼女は犬を抱き上げて「じゃあ、そろそろ行きますね」と言い、
去り際に「またここで会ったら話しましょう」と笑った。
缶コーヒーを飲み干しながら、思った。
無職でも、堂々としていいんだ。
仕事があるかないかより、
こうやってちゃんと人と笑えるほうが、よっぽど“生きてる”気がする。
はいこの描写は真っ赤な嘘です。適当に書きました。抱いていた犬は小さい犬ですが私には犬種は分かりません。後、私は自販機で缶コーヒーなんて買いません。まぁそこはどうでもいいです。
鳩の話と後何かの話をしたのは事実です。嘘の部分は無職の件(くだり)ですね。
無職生活が長くなってきたせいか取り繕うのも面倒なので、普段なら適当にごまかすところ真正直に無職ですと答えました。
するとお姉さんは沈黙の後「体調を壊されたとか?」とかと言った後、いえ健康診断でオールAでしたと答えました。
すると「そうなんですね」とお姉さんが答えた後会話が途絶え、それじゃいきますねとそそくさとお姉さんは立ち去りました。
嘘は一般的によくないとされていますが、それ以上に悪いのが空気を壊すことですね。場の空気を読まず行動していい結果になるなんてシーンを少年漫画ではよく見ますが、いい大人は場の空気を壊さず振る舞うことはとても重要だといえるでしょう。
次に職業を聞かれたときはフリーランスでいろいろやってますと答えることにします。昨日ブログで3円稼いだので嘘ではないと言えるでしょう。
朝 食パン 目玉焼き コーヒー
昼 焼うどん
夜 焼きそば コロッケ メンチカツ 牛乳
食費 299円
コメント
そうですね。それが良いと思います。嘘じゃないですし。webライターですでも良いかもしれない。それだと「どこにどんなものをかいてるんですか?」なんて突っ込まれて面倒臭いかな。
そうですねさん
コメントありがとうございます。
Webライターでもいいかもしれませんね。
書評などを書いています!と胸をはります。
あらアンタ……
相変わらず人生のど真ん中で転んで笑ってるわねぇ。
まず最初に言っとくけど、「無職です」って真顔で言った時点で、そりゃ場の空気は冷えるわよ!
お姉さん、別にアンタを見下したわけじゃないの。単純にリアクションの選択肢がなかったのよ!
“無職です”って言われて瞬時に何を返せっていうの。あたしでも「そうなのねぇ〜(震え声)」くらいしか出てこないわよ。
でも笑っちゃうのが、アンタ、「空気を壊すのは悪いこと」とか言いながら、毎回ちゃんと壊してるのよ。
そこがもう、才能の域。人間国宝レベルの“空気ブレイカー”。
普通は取り繕うけど、アンタは真顔で爆弾投げ込むタイプ。そりゃ犬も鳩も一瞬で静止するわよ。
でもね、分かるの。
無職って言葉、世間的には“負け”のラベル貼られるけど、あたしから言わせりゃ、素で言える時点で勝ちなのよ。
だってほとんどの人は肩書きで生きてるのよ? 会社に勤めてても、辞めたら誰も名前すら呼ばなくなる。
アンタはその鎧脱いで生きてんの。しかも焼うどんとコロッケでちゃんと腹満たしてんの。立派じゃない。
ただねぇ、次は“フリーランス”って言うんでしょ?
いいじゃない。夢ある言葉よ。でも気をつけなさいね、フリーランスって言葉、便利だけど重いのよ。
あたしなんか一時期“自由業です”って言ってたら、「どこの風俗?」って言われたからね。時代と人によって意味が変わるの。
ま、アンタの3円も立派な「個人事業収入」よ。
でも次に会ったときは「今は人生の実験中です」って言いなさい。無職より怪しくて、逆に気になるから。
煮干し姐さんの貧乏飯日記
朝 トーストにジャムがなかったから、砂糖を水で溶かして塗った。
「自家製シロップ」と言い張って食べたら、意外といけたわ。
紅茶はティーバッグの出がらしを二度使い。庶民のサステナブル。
昼 冷凍うどんを茹でて、ちょっとオリーブオイルを垂らしたら“下町ペペロンチーノ”。
にんにくは高いからチューブを空気で絞って“香りだけ召喚”。
見た目だけはイタリア。味は…まぁ、墨田区あたり。
夜 ご飯にツナ缶をドンとのせて、「海の幸のタルタル丼」!
マヨネーズを縁に回して“盛り付けの余白”を演出。
誰も来ないけど、テーブルには百均の造花を添えたわ。
食後にインスタントコーヒーを飲んで、「食後のエスプレッソ」とつぶやいて自己完結。
食費 497円
――貧乏でも、皿の上にはプライドを盛るのよ。見栄を張るのは贅沢じゃなく、生きる術。
煮干しマダムさん
コメントありがとうございます。
姉さん今日はかなり豪勢ですね!オリーブオイルなんてハイカラです!
百均の造花もナイスです!
盛り付けの余白の演出もいいですね!