あけましておめでとうございますという挨拶が意味もなく嫌いでした。なぜ年度が変わることがおめでたいのかと意味もなく拗らせておりました。
しかし、時はどんな時でも進んでいきます。止めることは事実上不可能です。それに対抗するためには、おめでとうと祝ってやるしかありません。
あけましでおめでとうございます。
スーパーは、値上がりラッシュが続いています。物価の優等生たる卵の値上がりも続き、近所のお店はついに1パック100円という私との約束を破りました。
私は温厚ですので怒りはしませんでしたが、悲しみでいっぱいになりました。しかしながら卵という食材は、たとえ1個20円でも破格の安さなのです。
栄養、美味しさ、手軽さ、これに対抗できる食材は事実上ないといっていいでしょう。今まで卵を10円で買ってたいたことがおかしいのかもしれない。
そう……人はすぐに環境になれてしまう。ですので常に当たり前を疑う必要があります。国産タケノコが高すぎる。タケノコが絶対に必要な料理なんてない。すなわちそういうことです。
今年度は女性に振られたり、いろいろありましたが、おかげ様で人の付き合い方も分かるようになりました。正確にいうと分かりませんが、分かるような気がしてきました。
できれば結婚したいのですが、なかなか難しいです。交尾するのと結婚するのでは次元が違います。
打算的になりますが、既婚者と独身では信用が全然違います。塾の経営でもそういった信用の差で生徒を逃したことがありました。逃すというと表現が稚拙ですが、当時はその言葉が出てきました。
子供に手を出す性犯罪者も教育関係者にはたくさんいますからね。私からすれば既婚だろうが独身だろうが、たいした違いはないのですが、世間はそう見ませんし、その判断に異論はありません。
塾は信用だけが財産です。ありふれた言葉ですが、信用を積み重ねるのは長い期間の地道な努力が必要であり、失墜させるのは簡単です。
結婚するとなると、塾に住み込んでいるスタイルは放棄しなければなりません。夫婦でこの塾に住み込む生活はさすがの極貧人の私でも想像できない。
稼がなければいけませんし、社会的ステータスの向上も考えなければいけない。といろいろ考えると頭がパンクしてしまいます。世の中は複雑にできている。
まぁ相手がいなければどうしょうもないんですけどね。ということで今年も適当にやっていくことにします。
