義実家に行く事になり憂鬱すぎて死にそうな顔になっている姉

介護問題を話し合うため義兄の実家に行く事になり、当日自転車で姉の家を訪問しました。リビングでソファーに座っていた姉は仕事で大きなミスをしたせいで、この世の終わりだと嘆いているサラリーマンのような表情をしています。

レイちゃんはそんな姉を見ながら、私に小声で、顔、顔、あの顔!といって笑っていました。私はそれを聞いて笑いを堪えるのに必死でした。

メイちゃんが私も行こうかお母さんというと、私のことはいいから自分のことをやってなさいと姉は溜息をつきながら答えました。

私が運転することになりました。姉一家の車はレクサスとラパンです。普段私が車を借りるときはレクサスなのですが、今日はラパンでと姉はいいます。

高速走るからレクサスのほうがいいんだけどいうと、義姉にいい車乗ってきたのねと嫌味をいわれるからラパンのほうがいいということです。

そんなことを気にする必要ないよという言葉を飲み込みました。そんなことでも気にしてしまうのだからしょうがない。私はキーを受け取り、ラパンに乗りました。

道中、姉は暗くそんな姉を見て私も結婚したら義理の両親とこんな顔をして付き合っていたのかなと思うと、なぜか肩が軽くなります。

そして、普段偉そうにしている姉のこの世の終わりだという顔をみてとても愉快になりました。

一度コンビニに寄り、お菓子とジュースを買いました。姉の奢りなので値段を気にする必要はありません。

介護が必要なのはどっち?と聞くと2人とも元気だよというので私は?となりました。介護の問題を話し合う場ではないのか?

しかし姉は口が重たいので放っておきました。まぁどう転んでも私が介護するわけではない。

カーナビに従いながら運転すること1時間、義兄一家の家に辿り着きました。家の前には駐車スペースが4台あり、ゴミ一つない綺麗な地面で良く掃除されています。

駐車した後、インターホンを押すと70代くらいの女性が出てきました。

よくきてくれたね入って入って!と笑顔で喋るのを見て私は姉と姑はそこまで関係が悪いわけじゃないのかと思いました。

玄関に入りふと横をみるとマグリットのピレネーの城が飾られていました。ピレネーの城は想像力によってのみ入ることができます。

私は今回の会合の展開についていろいろ想像していましたが、無事に姉にとって最適のコースに入ることができるのだろうか。

             

リビングには舅がいました。姉は手土産を渡し、挨拶をして私を紹介しました。ああ〇〇ちゃん(姉)と弟さん!よくきてくれたね!と笑顔で話す御尊父は義兄に似ています。特に眼鏡が似ていました。

リビングは30畳ほどでひときわ目につくのは100インチくらいありそうな巨大テレビです。舅に大きいですねというと、年取ると目が悪くなるからこのくらいじゃないと見えないんだよと笑っていました。

ここで姉のほうをちらっとみると、引き取られたばかりで新居に慣れずにとまどっている保護猫のようです。彼氏の家にはじめて挨拶にいく女性でもここまで萎縮してないのでは?普段の威勢はどこにいったのか。

しょうがないので姉ではなく私が会話を続けることにします。介護問題という本題に入る前に友好的な関係を築くことは大事です。

人は嫌いな人間の提案や話しに耳を傾けません。漫画などのフィクションでは家庭に問題が起きたとき主人公が乗り込み論破することで問題を解決するシーンがありますが、現実では一方的な論破で問題が解決することはありません。ただ憎しみが残るだけです。

私は仕事で人を雇うのが難しいという話題を選びました。舅は大企業で人事をやっていたらしいので、アドバイスをしてもらおうと思ったのです。

定年退職をすると何十人の部下を使っていた人でも、家で自分のいうことを聞くのはペットの犬だけという状況に陥るのも珍しくなく、彼らはアドバイスをしたいという欲求に飢えている。
という記事を以前見ており、とりあえず舅と良好な関係を築くために人を使う方法という話題が最適だと思いました。

この策はあたり、舅は自信の経験談から私にいろいろアドバイスしてくれました。仲良くなるための方便だったのですが、とても参考になったので思わず聞き入ってしまいます。

そして、舅と話している最中にインターホンが鳴りました。どうやら義姉のようです。

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