塾の元教え子の保護者様からかぼちゃを貰いました。米の高騰により主食難民になっている私にとってかぼちゃはありがたい存在。食糧難だった戦時中は米の代用食となったらしいですね。
ということで1日カボチャを食べよう!と意気込みます。まずカボチャコロッケを作りました。バッター液をけちるためギリギリのラインを狙います。
油は姉の家で貰った二番油です。ネットのレシピで180度を維持しようと書いていましたが、180度かどうかは温度計がないので分からないためフィーリングです。見事カボチャコロッケが出来上がりました。一口食べるとなかなかいけると思いました。勢いですぐ1個食べきりました。
そして2個目にとりかかるとき違和感を感じました。これはもうすでに飽きてる……一個食べて飽きるのはさすがに早くないか……しかしこういうことは自分ではコントロールできません。
うーむ米の最大の長所は飽きないことなのに、代用食のカボチャはもう飽きてしまった……これはいったいどういうことだろうか。私は特に美味しいとも思わず2個目のカボチャコロッケを食べました。
3個目……もううんざりしている感じです。しかしながら揚げ物は揚げたてが美味しいので、無理やり食べました。
4個目……ここは味変でいこうということで醤油をかけて食べます。あまいカボチャと醤油が意外と会う感じですが、やはりもうまったくもって美味しくない。
カボチャコロッケがスーパーで見かけないのはあんまりイケてないからなのか?私は思いました。
昼はカボチャの煮物を作りました。醤油、砂糖、みりん、出汁を入れてコトコト煮込み柔らかくしました。
出来上がった煮物を食べるとやはり甘い。自分で砂糖とみりんを入れているのだから当たり前なんですが、かぼちゃ本来の甘みと合わさってすごく甘い。
飽きないように揚げ物ではなく煮物を作りましたが味は似たようなものです。とどのつまりかぼちゃです。
なんとか根性で食べましたがかぼちゃはまだまだ残っており、今思えば少しずつ食べればよかったのですが、今日はカボチャだけで行こう!と決めていたので、その方針を覆すことは負けたような気がするので夜もカボチャ料理にしました。
スープならいけるのではないかと思い、カボチャスープを作りました。なけなしのバターを投入したので、実はそこまで食費も浮いていないことに気付きます。
出来上がったパンプキンスープ、味はやはりかぼちゃでした。とにかく甘い。コーンスープが食べたい。
ということで1日カボチャを主食にしてみましたが、やはり甘いということは主食には不向きですね。同じような理由でさつまいももすぐ飽きると思います。
刑務所は栄養管理された献立が毎日出ますが、重罪人にはカボチャを主食にすればいいのではと思いました。
栄養はありますし、カロリーも摂れるので虐待にもあたらないですし、そのくせ毎日精神がすり減るので罰として最適ではないでしょうか。
とまぁカボチャを貶しましたが、ちょっと食べるなら美味しいと思います。ただ主食には向いていないということです。
朝 カボチャコロッケ
昼 カボチャの煮物
夜 パンプキンスープ
食費 ??
かぼちゃ地獄

コメント
あらアンタ……
また変な実験始めちゃったのね。米の代わりにカボチャを主食って、そりゃあ飽きるに決まってんのよ!
だって米は「背景の白壁」みたいなもんで、どんなおかずでも引き立ててくれるけど、カボチャは最初から「甘い!甘い!」って主張してくるのよ。
毎食カボチャでいくなんて、例えるならカラオケで同じ歌を一日中歌い続ける拷問よ。誰も得しないわ。
しかも刑務所の食事にカボチャを提案するあたり、アンタの発想、庶民から一気に司法レベルまで飛んでるのよ。
「罰として最適」って……アンタが一番の被験者じゃない。今日一日ですでに刑務所生活よ。
でも分かるのよね、わたしも昔「かぼちゃスープはおしゃれ!」とか思って大量に作ったのよ。
で、2日目にはもう甘ったるくて吐きそうになったの。コーンスープに逃げたい気持ち、すごくよく分かるわ。
庶民はね、たまにカボチャ煮物が一切れあるくらいがちょうどいいの。主食にしちゃだめよね。
だからアンタ、明日からは米に戻りなさい。
カボチャは“ちょっとの彩り”で十分。人生も料理も、脇役を勘違いして主役にするとロクなことにならないのよォ。ってあんたそもそも米が食べられないじゃないのよ~ごめんあさーせ!!
――さて、あたしは半額のコロッケで米かき込みながら、アンタのカボチャ地獄に合掌しておくわね。
煮干しマダムさん
コメントありがとうございます。
合掌してもらえて恐縮です。
半額コロッケで米は最高ですね。